なぜカーブアウトを後押しできたのか?ライオンの出向起業事例から学ぶ、出向企業のメリットとは
ここ数ヶ月、FLAGを運営するJISSUIにも出向起業を送り出す側の企業から、「出向起業を活用するメリットはなにか?」「どのようなサポートをするべきか?」という問い合わせが多く寄せられるようになってきました。
そこで、具体的な事例を深掘りしたいと思い、出向起業補助金第一期採択企業の「株式会社休日ハック」の田中さんと、当時休日ハックのカーブアウトを送り出す側であったライオン株式会社の藤村さん、猪塚さんの3者に当時の経緯などを伺いました。
1. 事業の外出しも視野に入れた新規事業創造プログラム”NOIL”
一般社団法人社会実装推進センター 猪股 (以下、JISSUI 猪股) 今回は出向起業を送り出したライオンの皆さんに当時の狙いなどを伺えればと思います。
まずは、休日ハックのカーブアウトをライオンとして送り出すまでの経緯を教えていただけますか。
ライオン株式会社 藤村氏 (以下、ライオン 藤村) 休日ハックは、ライオンの新価値創造プログラムNOILの中で田中さんが発案しました。NOILには、後に休日ハックの出資元になるVCの代表の方にも審査に入っていただいていまして、休日ハック事業を外に出すことに決まった後、出向起業の情報を知って検討を始めたという経緯です。
JISSUI 猪股 新規事業創出プログラムの出口として既に外に出すルートがあったのですか。
ライオン 藤村 いえ、プログラムの出口として都度その人とその事業にとって最善と思われる形を検討した結果、外に出そうということになりました。
そもそもNOILの出口としてなぜ外に出すルートを入れたかと言うと、これまでのライオンの中における新規事業創出プロセスに対する課題を受けてなんです。
ライオンには、比較的早い段階からイノベーションラボという新規事業の取り組みがありました。それまでライオンで新規事業が全く創出されていなかったわけではなく、いくつか事業立ち上げ事例がありました。
例えば今までにライオンが出してきた歯磨き粉や洗剤自体も新規のイノベーションの果てに生まれてきたものではあるわけです。例えば今やっている通販事業などもラボの中で新規事業の一つとして立ち上がり、数十億から百億に迫る規模の事業になっています。
ですので、事業を全く立ち上げられない会社ではなかったものの、数やスピード感に関してもっと上げていかなければいけないという課題を感じていた中で、もっと成長エンジンとしての新規事業をどんどん推進する仕組みが必要だと話していましたね。
JISSUI 猪股 なるほど、ライオンの新規事業については、生み出す数やスピード感について課題を持っていたんですね。
ライオン 藤村 そうですね。ちなみに私はその検討の中にいまして、大きな問題は出口だと思っていました。市場に出せるか出せないか?の判断の難しさを非常に課題として感じていました。
メーカーなので、ものづくりの観点として事業を見ることは可能ですが、そうでないものについてはわからない。例えば田中さんの休日ハックのようなサービス事業だと何を評価し、どんな制度や法律を見ていけばいいのか、といった観点が全く異なるので、評価がすごく難しいと感じています。
会社としてもこういう新規事業がいくつも出てきた時に判断しづらいところがあり、うまくいくか・市場で受け入れられるかではなくて、そもそも出すか出さないかに課題があると考えていました。
そのため、私がNOILのプログラム設計をしている時に、出口の多様性をまず作る必要があると考えました。
JISSUI 猪股 なるほど、数とスピードを担保するために出口の多様性が必要だと。
ライオン 藤村 そうですね。そうなると出口としては「100%自社でやるケース」「自社でやるものの、外の力を借りるケース」「100%外でやるケース」が考えられます。外でやるケースとしていくつかのパートナーの力を借りた上で、この3つのパターンを網羅した仕組みとしてNOILという新規事業創出プログラムをパッケージにしました。
こういった経緯から、NOILでは審査の段階で「どの事業を選ぶか」と「どういう出口を目指して推進していくか」をセットで選ぶプログラムにしてあります。だからこそ、審査委員の中に選び手として外部のパートナーさんが入っています。
JISSUI 猪股 出口が重要と言う意識を、こういったプログラム設計に落とし込んで、藤村さんが会社全体の仕組みとして提案していったのでしょうか。
ライオン 藤村 最初の思いの部分と、パートナーを用意してプログラムの起点となる部分は我々が設計しました。ただ、これを会社の中できちんとしたマネジメントの下でルール化していかなければならない。
そこで経営企画の猪塚さん方に入ってもらい、我々の思いつきレベルのものを会社に対する提案としてきちんと仕立て、リスクと効果を評価してもらった上で、最終的な提案まで持って行ってもらいました。
JISSUI 猪股 自社内で生まれたテーマを外に出すことも選択肢に入れたプログラムを、経営企画のチームと一緒に会社に提案・実装したのですね。経営企画チームにいた猪塚さんから見た当時の動きはいかがでしたか。
ライオン株式会社 猪塚氏 (以下、ライオン 猪塚) 元々、我々経営企画でも「新規事業プログラムをどう運営していくか」検討をしていまして、そこに藤村さんたちがプログラムとして具体化した話を持ってきてくれました。
外に出す時のパートナーさんであるVCからの出資が必要という話をまとめたり、NOILを会社でやっていくための承認を得たり、という活動を経営企画が担いました。
JISSUI 猪股 「新規事業プログラムをどう運営していくか」という話がありましたが、当時の経営企画における課題感などを具体的に伺えますか?
ライオン 猪塚 そうですね、元々我々の会社では新規事業提案のコンテストをやっていたんですが、ほとんどがものにならないという課題がありました。
原因として、提案されて出来上がった事業案を「ではこの事業部でやってね」と投げてしまっていたからなんです。他人が提案したものを本気でやるわけがない。そんな感じで終わってしまうものが多く、やはり新しいものを作っていくには提案者本人が進めていかなければいけない、そうでないと多分うまくいかない、という課題感を持って話していたら、藤村さんからのNOILの話があったと言う流れです。
JISSUI 猪股 お話を伺って、「提案者本人が進めていかなければいけない」と言うのは非常に重要なポイントかと感じました。
ライオン 猪塚 我々も「想いのある人がやっていかなければならない」というのは元々感じていたところでした。藤村さんたちもそこは同じ思いで、その上で出口の多様性が必要になったという経緯です。
JISSUI 猪股 プログラムの中で「どういった事業なら外に出すべきだ」など基準はあったりされるのでしょうか。大企業における一般的な新規事業創出プログラムの中で、外に出す判断はなかなか難しいのでは?と思います。
例えば、出向起業を検討している方から「会社から『外に出ず、うちの中でやった方がよくない?』って言われちゃいました」というお話もよく聞くんです。
ライオン 藤村 ライオンの中でも似た話はよく出てきます。うちの中でやった方がよくない?って。コストもかからないし、リスクも会社として丸抱えできるし、何かあった時に助けてあげられるし、社内でやるメリットは多く挙げられます。ただ、確実性の高いところだけやっていても新しいものは生まれない。ある程度の不確実性へのチャレンジが必要だと考えています。
例えば田中さんの休日ハックは、田中さんのやる気は凄まじいものの、ライオンの中だけでやるとなると、事業自体どうやって推進していいか分からない。一方で投資家さんたちであれば、事業が顧客に刺さるかはやってみないと分からないものの、検証方法やビジネスモデルとしてどう考えればいいかなどは分かるわけです。そうなると餅は餅屋として、投資家さんたちにも参加していただき、「田中さんの資質」と、「どこでやるべきか」を総合的に評価し、外に出そうという判断ができます。
NOILの審査委員は5名程度で、ライオンの人間が2名なので、ライオン外の人の方が多いんです。それぞれの方の専門性も違うので、提案者のプレゼンやプログラム中の動きを見て「提案者の資質・タイプ」を評価し、その上でさらに「提案者が提案してきたテーマはどこでやるべきか」を議論して決めています。
2. カーブアウトによってライオンが得たものとは?
JISSUI 猪股 ありがとうございます。NOILというプログラムの特徴や休日ハックのようなプロジェクトがどうやって外にでたのか?ということがよく理解できました。
一方、今回のインタビューのテーマが「出向起業」ですので、実際にNOILからの出向起業を経て、休日ハックのカーブアウトに至るまで、ライオンとして人材面や事業面からどのような効果を感じていますか。
ライオン 藤村 私は今人事担当なので、人材面から。
ライオンはメーカーなので、一つの仕事に対して与えられた役割をきっちりこなしながら、納期だったりリスクだったりを正確にコントロールし、仕上げていくことを求められます。そのような環境の中で、自由を与えられて自分たちで考えて動いて、というのはなかなかできるものではありませんでした。
それを半強制的にやらせるような、背中を押す環境を作らなければならない。まぁ田中さんはそれがナチュラルにできていたんですが。
新規事業にチャレンジするマインドを持ちながら、「自分の手の上にテーマを乗せて走る」という行為がまずはできなければいけないと思っています。もちろんこれは成功するかどうかとは全く別問題ですが、まずはこれができなければいけない。
休日ハックに限ったことではないですが、背中を押す環境を作って、自分から走っていく人たちを多く作っていく流れはかなりできるようになってきました。
ライオン 猪塚 カーブアウトの効果の一つとしては、まず田中さんが事業を立ち上げてここまで成長をしていると言うことが一つ。何せ今、ライオンの子会社の社長ですから。
また、ライオンの従業員に対する啓蒙として、こういうところまで自分もできるかもしれないと感じさせられる実例になったところもあります。また、ライオンの社外PRとしても良い例にもなり、やって良かったと感じています。
事業面でも、田中さんは今色々苦労はしていますが、会社としてうまくいくことを期待して継続という判断を出せています。その上で、ライオンの子会社として事業を行う意味についても継続的に議論ができていまして、総合的に田中さんを休日ハックという事業とともにカーブアウトしたことは成功だったと、経営陣含め認識していると思っています。
休日ハック株式会社 田中氏 (以下、休日ハック 田中) あの、プレッシャーになるので「まだまだこれからです」くらいで留めておいてくれると。。。
ライオン 猪塚 いやいや、もちろん事業としてはこれからですが、カーブアウトはうまく行ったと思っていますよ。事業については、もちろん継続の判断をこれからもしていくので。
3. 休日ハックという異文化をライオン社内に取り込むメリット
ライオン 藤村 カーブアウトして成長した休日ハックを子会社化したことで、ライオンは今初めてスタートアップを会社の中に組み込んでいるんです。身内なんですけど、でもスタートアップじゃないですか。
田中さんとしては、スタートアップとしてあるタイミングで爆発的に成長し、その後も指数関数的に成長を加速させることを狙っているわけです。
ライオンは元々積み上げ式のビジネスで、スモールビジネス的なかたちで始まって人口増加とともに成長していったので、人口減少にどう対応していくかなど、不確実性が高まりつつあります。その点から経営陣としても、田中さんの休日ハックのテーマを経営会議で議題として扱うこと自体がとても新しいんですよね。メーカーと違う休日ハックというサービス業をどう扱っていくか、ライオンとして事業ポートフォリオをどうするか、例えば同様の子会社が多数出てきた時に自分たちは本当に経営コントロールできるのか、などをディスカッションすること自体が、非常に重要な動きになっていると感じます。
また、日本の多くの大企業がそうであるように、スタートアップとの協業はライオンも上手ではないのですが、今は自社発のスタートアップが会社の中にいるので、スタートアップとの上手な付き合い方の事例として考えていくことができます。
JISSUI 猪股 なるほど、異文化と共存するための予行演習みたいなことですね。
ライオン 藤村 まさしくです。ライオンの経営陣はライオンの中でビジネス経験を積まれてきた方々なので、スタートアップの中身がどうなっているのか、何を考えているのかについては、少し縁遠いと思うんです。
でも休日ハックというスタートアップが現物として近くにある。これは社内における非常に良い学習材料だと思っていまして、田中さんに追加でGOを出す時も経営陣が一緒に悩んでくれます。もちろんこれは私の主観なので田中さんは違うことを思っているかもしれませんが。
JISSUI 猪股 今面白い視点をいただいたな、と思いました。
出向起業で外に出た会社を子会社化するメリットの一つとして「スタートアップを近くに置ける」という良さを挙げていただきましたが、具体的にその良さをもっと伺ってもいいでしょうか。
ライオン 藤村 そうですね、まずはチーム田中による人材の広がりというメリットですね。休日ハックのメンバーはライオンが出した人材ではなく、田中さんが集めたタレントチームです。ライオンと関係ない特殊チームが社内にある感じに近いと思います。それまで社内に無かった技能を持っている人たちが、関係会社の雇用の中に含まれているんですよ。
とても特殊な形態ではありますが、ポジティブに捉えています。組織の中に文化の違う特殊な技能を持ったスペシャルチームがあるという効能は私から見ると大きいです。
JISSUI 猪股 確かに、人材面で異文化を持ったチームをまるごと意図的に入れられるのは効果として大きそうです。
ライオン 藤村 彼らはサービス業のクリエイティブチームなので、メーカーのライオンの中からは分からない、クリエイティブの中身がどう動くかなどもわかるんですよ。これってライオンの従業員は通常知ることができないものなので、非常に面白いと思っています。
あとは顧客管理の視点ですね。休日ハックはBtoCのオンラインサービスなので顧客管理をしていますが、一方ライオンはメーカーなので顧客管理はやっておらず、お客さんとの繋がり方が違う。休日ハックチームは「データに紐づけてリマインドを顧客に出します」や「1to1でお客様の動向を追っていきます」がサクサクできますが、ライオンは専門性がないため外部のリソースを使わざるを得ず、スピードが段違いだと感じています。休日ハックチームから学べる部分は非常に多いです。
JISSUI 猪股 藤村さんのお話を伺うと、子会社化されても依然として独立性が保たれているように感じるのですが、ライオンから休日ハックへ課されているものなどはあるのでしょうか。
休日ハック 田中 事業推進は完全に任せてもらっていて、数字と成果管理だけ課されているって感じですね。プレッシャーはありますが結構自由に動けています。
JISSUI 猪股 では、ライオンに戻ってもチーム田中として動けているんですね。外に出た後に戻ってきた休日ハックとしては、今の形にメリットなど感じていますか。
休日ハック 田中 休日ハック側から見たカーブアウトのメリットとしては、アクセスできる会社の広がりがあります。
我々はまずカーブアウトスタートアップとして大企業の外で独立して動いていたので、社内でずっと育てていた新規事業チームよりフットワークは圧倒的に軽いと思います。
さらに、ライオンの子会社になってからは、100年以上続くライオンの100%子会社という信用が付与されるので、ただフットワークが軽いだけの会社では会えない会社の方にも会いに行けるんです。先日もライオンの取締役と一緒に霞が関に売り込みに行く機会がありました。ただのスタートアップとは違う動きができていますね。
JISSUI 猪股 出向起業した側、それを送り出した側それぞれにとって、相手の良い部分を自分たちの事業のために活かすことができているんですね。
4. 会社が新しく生まれ変わるために新規事業創出に必要なこと
JISSUI 猪股 新規事業開発・カーブアウトをうまく走らせるために重要だと考えているポイントなどをアドバイスいただけますか。
ライオン 猪塚 会社によるとは思いますが、ライオンは決まったことにはあれこれ口出ししないというところと、NOILがそもそも「立ち上げた人が最後までやり切る」「社内外どこでやるかを外の人も交えて話し合う」「一度外に出したら出ている間は口は出さない」ができたのが良かったかと思います。
ライオン 藤村 NOILで選ばれた人は、どんな立場でもしかるべきタイミングで専任にする、と決めていましたからね。田中さんも元は営業のエースでしたが専任になってもらいましたし。
ライオン猪塚 子会社の社員だった人も、新規事業専任になってもらいましたね。
ライオン 藤村 あれは社内でも話題になりました。一方で、いまだに社内や社外で走っている新規事業をたたむ基準については議論がありますね。今は期間で決めていまして、一定期間は事業に専任で邁進してもらう、ただし期限までにあらかじめ決められたレベルの成果が出なかった場合、進捗がどうであれ終了させます。
事業の内容などを見て延命させるのではなく、時間で切ります。
JISSUI 猪股 期間による判断は厳守ですか。
ライオン 藤村 厳密に守っています。よほど重要なピボットがあったとしても、延長することはないですね。ずるずるゾンビ化させて延命させるよりも、期限までに結果を出させることの方が意味があると考えています。その代わり期間中は専任で走れる、という。
これが先ほど言った「立ち上げた人が最後までやり切る」コンセプトを突き詰めた環境のひとつだと考えています。
JISSUI 猪股 ありがとうございます。「立ち上げた人が最後までやり切る」ために用意された環境と、それを突き詰めた結果としての休日ハックのカーブアウトということがとてもよく分かりました。
では最後のテーマになります。皆様それぞれライオンの新規事業創出のこれからという視点で最後に一言いただけますでしょうか。
休日ハック 田中 僕はもう頑張ります!しか、言える立場じゃないですね。
ライオン 藤村 新規事業を作ること自体が目的ではなく、新しいライオンになるという目的のためにやっていることだと思います。
新規事業も一つの選択肢でしかないですし、その上で社内でやるか社外でやるか等のバリエーションがある。田中さんの休日ハックもその中の一つの形ですよね。
大きな目的は忘れないようにしないといけないし、目的を達成するための取り組みなので、満足せずどんどんやっていかなければいけないと思っています。そう言った意味ではNOILも全然完成系ではありません。
それを忘れないようにしないと、つい何件・何回といった数字遊びに陥ってしまいます。当然自分のプロジェクトを抱えて走っている起業家当人は意識できないので、我々のような伴走する立場の人間がそこをきちんと大事にして進めていきたいと思っていますね。
ライオン 猪塚 藤村さんが言ったように、新規事業をやること自体が目的ではないですが、生まれた事業の中からライオンの将来を背負ってくれるようなものが生まれれれば一番良いと思っていますし、田中さんみたいな人を社内にどんどん増やしていくことで会社全体が変わっていくということが一番大切だと思っています。
そのためには色々な仕掛けもしていく必要があるということも含めて、会社に浸透していくようにしたいですね。
JISSUI 猪股 本日はお時間いただきありがとうございました!
(協力:株式会社休日ハック、ライオン株式会社、インタビュアー:JISSUI 猪股 涼也 、ライティング・編集・デザイン:猪股 涼也)
自社で『出向起業』を検討したい方へ
『出向起業』は社員のセーフティーネット(収入、福利厚生等)が確保された状態で新規事業創出に従事することができる仕組みであり、同時に企業としても外部資金を活用して新規事業を試すことができる点にメリットがあります。
経済産業省では、新規事業創出に係るリソースの一つである人材に着目して、大企業等の人材が新規事業創出に挑戦することができる『出向起業』を後押しするための支援事業(事務局:一般社団法人社会実装推進センター)を行い、『出向起業』の活用ノウハウを手引きとしてまとめています。
本手引きには、「出向起業とは何か?」を紹介するとともに、『出向起業』を行うにあたって想定される懸念点、その解決策、先行事例等を記載しています。
本手引きを通じて、『出向起業』に関する理解を深め、起業が更に新規事業創出に挑戦しやすくなることによって、イノベーション創出の一助となれば幸いです。
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