【超実践】「先に読んでおけばよかった」、ものづくりスタートアップの社会実装ガイドライン
本ガイドラインのねらい
AI・IoT等の技術の進展によって、イノベーション競争の主戦場は、単なるものづくり、あるいは単なるソフトウェアから、ソフトウェアとハードウェアを融合してプロダクト・サービスを提供する「ソフト・ハード融合領域」に移りつつあります。
しかしながらスタートアップが「ソフト・ハード融合」のプロダクト・サービスを世に送り出すためには、これまで以上に多岐に渡るプレーヤーとコラボレーションをしながら活動をしていかなければなりません。
本ガイドラインは、ソフト・ハード融合領域のスタートアップが、自社のプロダクト・サービスを製品として世の中に送り出す「社会実装」の全体像を示した上で、その活動のポイントを取りまとめています。
ソフト・ハード融合領域で活動を進めているスタートアップはもちろんのこと、これからソフト・ハード融合領域に挑戦するスタートアップにも、このガイドラインを読んで活動イメージを理解して頂ければ幸いです。
『社会実装ガイドライン』&『連携のポイント』をDLする
検討会メンバーからのコメント
青木 英剛(グローバル・ブレイン株式会社 ディレクター)
PoCまでは実施できても、その次のステップである社会実装の段階で躓くスタートアップをたくさん見てきました。そしてこれらのスタートアップがぶつかる壁の共通項も見えてきました。今回はそれらの学びがガイドラインにまとめてあります。また別冊では、エコシステムの全体像が分かりやすく整理してあり、周囲の力も借りながら事業を進めることの重要性が分かるかと思います。スタートアップの皆さんにとってのバイブルになればと思います。
栗田 秀臣(株式会社ケイエスピー インキュベーション・インベストメントマネージャー)
所謂、ロボットやIoTといった分野で起業し、事業を拡大している会社が、どんな課題に直面してどう乗り越えているか?現場の先行企業を丹念にヒアリングし、投資家との議論を経て、出来上がったのが本ガイドラインです。これからロボットやセンサを活用して起業・新事業を興そうとする方が、日々事業を進め課題に遭遇した時に、本ガイドラインが「道しるべ」としてお役に立てば幸いです。また、既存製造業、専門商社、地域金融機関などスタートアップと取引する方にも、ぜひお読み頂き、日本ならではの高度な専門性をもつ新事業・新サービスを創出する仲間として関わって頂ければ嬉しく思います。
小林 茂(情報科学芸術大学院大学 産業文化研究センター 教授)
ソフトウェアとハードウェアの融合領域におけるスタートアップの社会実装段階という、これまでほとんど知見が蓄積されていなかったテーマに関する貴重な資料です。実際に取り組むみなさんに参考にしてもらえるように、ということで熱い議論を重ねた結果、かなり濃厚なものとなっております。スタートアップの方も、スタートアップを中心としたエコシステム構築に関わる方も、ぜひお手元に置いていただき、何かを始める前、壁に突き当たったときなど、都度参照してください。きっと助けになると思います。
長谷川 和宏(株式会社リバネス 執行役員 CKO)
スタートアップにとって社会実装フェーズは、ベンチャーキャピタルや銀行、ものづくり支援企業や弁護士をはじめ、多くのパートナーを巻き込みながらその状況に最適な選択をしていく必要があり、ほとんどのスタートアップが手探りで事業を進めています。そんなスタートアップにとって今回のガイドラインが道を照らすライトの役割を果たし、少しでも事業が社会実装できる未来に近づく力となれたらと思っています。
牧野 成将(株式会社Monozukuri Ventures 代表取締役)
「Hardware is Hard」と多くのハードウェアスタートアップが試作・量産化、物流、販売、資金調達等で同じような課題や悩みをを抱えています。一方でハードを持つことが新たなプロダクトやサービス展開に繋がり、それ自体が強みになることも垣間見てきました。スタートアップの皆さんにモノづくりをもっと身近にすることが私達の使命であると考え、これまで数多くのハードウェアスタートアップの試作量産化の支援や資金調達に携わってきました。私達が経験した課題や解決策等の共有を通じて、同じ轍を踏んで欲しくないとの思いで、今回のガイドラインの策定に関与させていただきました。スタートアップの皆さんはもちろん、ハードウェアスタートアップに関与する製造企業、事業会社、金融機関、士業、行政等全ての方々に役立つ内容となっています。是非、このガイドラインがハードウェアスタートアップの創出、そして成長に貢献できたら嬉しいです。
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