【出向起業|体験談】株式会社eiicon 代表取締役社長 中村 亜由子
Q.今回、MBO(出向起業制度の活用)に至った経緯を教えてください。
「eiicon」事業を起案、創業したのは2015年になります。2018年には社内company化し、立ち上げから年々伸長し順調に成長を続けてきていますが、ここからさらにもう一段、オープンイノベーション推進を加速させるためにも、プラットフォームに大きく投資をしたいと考えていました。
また、人材事業を主力とするパーソルグループでは「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンとして掲げていますが、オープンイノベーション推進を掲げるeiiconのビジョンとの紐づけが難しくなってきていたこともMBOを考えるきっかけとなりました。
Q.MBOの実施に対して、社員の方や周囲の反応はいかがでしたか。
共に働いていた、全社員が一人も欠けることなく「株式会社eiicon」についてきてくれたことが非常にうれしかったです。
また、周囲の方の反応はとても好意的で、パーソルの皆さんとも良好な関係を築けています。
本件は多くの方々の協力の上で成り立ってますので、改めて身が引き締まる思いです。このMBO実行が「成功だった」と本当の意味で言っていただけるよう邁進していきたいという強く思っています。
Q.まず実現したいこと、目標やビジョンがあれば教えてください。
eiiconでは、「イノベーション後進国からオープンイノベーション先進国へ」をビジョンに掲げています。
今現在、まだまだ多くの企業がイノベーション創出は難しい・解がないと思い込んでいるように感じています。その思い込みからの脱却を支援し、イノベーション・新規事業は意図的に生み出せるものとしての理解と浸透を実践、日本の経営の基盤にオープンイノベーションという手段が導入されていくことをしていきたいと考えています。
まずは日本全国への展開ですが、グローバルへの展開も見据えて活動をしていきます。
Q.出向起業にあたっての意気込みをお聞かせください。
本取り組みを足がかりとして、本気でこの日本をオープンイノベーション先進国にしていきたいと考えています。
今回のMBO補助金が私たちと同じような境遇の他事業にとっても成功の礎となることを証明するためにもしっかり邁進してまいります。
株式会社eiicon 代表取締役社長 中村 亜由子
「AUBAプラットフォームの機能開発に向けた実証事業」について
eiiconは、オープンイノベーション実践における総合支援会社として、プラットフォームAUBAを軸としながら、様々なクライアントの「イノベーション」創出の実践支援をしていきます。
今回の補助金にて行いたいことは、オンラインコンサルタント機能の開発強化実装。AUBAの目指す世界観は企業が自立自走してオープンイノベーション実践をできる状態を創り出すことです。そのためにプラットフォームのサブスクリプションサービスにおける機能の強化・開発が必要だと考えています。
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