【イベントレポート】成長産業カンファレンス #FUSE Vol.2
2022年1月20日、オンラインにて開催された成長産業カンファレンス #FUSE Vol.2。
多様なスピーカーがその経験や協業・共創事例を発信する様々なカンファレンスセッションだけでなく、参加者同士の交流・ネットワーキングの場としても活用される同イベントでは、”スタートアップ向け経営人材支援事業(SHIFT(x))”に関連するセッションも開催されました。
登壇者紹介
亀山 慎之介氏
経済産業省(METI)スタートアップ創出推進室総括企画調整官兼 技術振興・大学連携推進課長
1999 年通商産業省(現経済産業省)入省。通商政策、経済協力政策、資源燃料政策、サ ービス産業政策、知財政策、中小企業政策、地域経済活性化政策などに携わる。2008 年から 2011 年には在シンガポール日本国大使館に出向し、日本企業のアジア展開支援等に取り組む。 また、2016 年から 2019 年には NEDO シリコンバレー事務所、2019 年から 2021 年には(株) 海外需要開拓支援機構に出向し、2021 年 7 月から現職。
島田 英樹氏
日本貿易振興機構(ジェトロ)イノベーション・知的財産部スタートアップ支援課 課長
1998年大学卒業後、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。北京大学留学、北京、大連支店勤務を経て、2005年日本貿易振興機構(JETRO)に転職。 2009年からの 7年にわたる北京での駐在を含め、中国関連業務は14年に及ぶ。 2016年に帰国後、海外調査部、商務情報産業課、企画部などを経て、2020年7月より 現職(対日投資部DX推進チーム兼務)。 起業家マインド育成プログラムの実施、海外展示会におけるジャパンパビリオン運営、世界的大手アクセラレーターと共同したアクセラレーションプログラムの実施などを通じてスタートアップの海外展開を積極的にサポート。
藤井 昭剛 ヴィルヘルム氏
リアルテックホールディングス株式会社 取締役社長
東京大学大学院修士課程(国際協力学専攻)修了後、気候変動対策イノベーションを推進するヨーロッパ最大の官民機関であるEIT Climate-KICに入社。スマートシティを推進する新規部署の戦略立案や資金調達を行う傍ら、全社の人事制度改革タスクフォースの責任者となり幅広い人事業務も経験。 2019年3月、チームデベロッパーとしてリアルテックファンドに参画。 出資先ベンチャーの成長を加速するための採用やチームビルディング等のハンズオン人事支援を行う。2020年5月より現職。
唐澤 俊輔氏
Almoha LLC 共同創業者COO
新卒で日本マクドナルド入社後、28歳にして史上最年少で部長職に就任、マーケティング部長や社長室長としてV字回復に貢献。メルカリに身を移し人事責任者・社長室長を務めた後、SHOWROOMでCOOとして事業と組織の成長を推進。 現在は、Almohaを共同創業し、組織開発のためのコンサルティングやシステム開発に取り組む傍ら、デジタル庁での人事・組織開発を担当。 グロービス経営大学院 客員准教授。 『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』著者。
イベントを通じて
日本のスタートアップ・エコシステムにおける課題として挙げられたのは「人材の流動性、特に経営人材の不足」。
経済産業省の亀山氏からは「やりがいや成長機会を求めてスタートアップへの転職を検討する方も増えてきている。」とし、そういった方々を支援する施策として実施している「スタートアップ向け経営人材支援事業(SHIFT(x))」についてご紹介いただきました。
「グローバルに通じる、スタートアップ・エコシステムの構築に向けた官民の戦略」と題して行われた本セッションでは、グローバルスタートアップエコシステムの構築に向けて多様な背景を持つ官民の登壇者から、さまざまな知見・情報が共有されるものとなりました。
成長産業カンファレンス『FUSE』全体を通じて、国内外スタートアップへの関心の高さを感じるイベント開催となりましたが、今後、そのスタートアップの成長に寄与する“人材”に対しても、一層注目があたっていくことが期待されます。
成長産業カンファレンス『FUSE』Vol.2 について
共催:フォースタートアップス株式会社、CIC Japan合同会社
イベント配信日:2022年1月20日(木) @オンライン
※ネットワーキング交流期間:2022年1月10日〜2022年2月28日
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